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『鉄の肺展』を開催しました (8/19〜10/18)

「鉄の肺」感想ノート

 院内で数十年間眠っていた旧式人工呼吸器「鉄の肺」を、院内特設展示場に展示しました。通院の患者さんや付き添いのご家族の方、新聞やテレビで知って駆けつけてくださった方、また実際にこの中でかつて治療を受けたという方や、看護師として携わった方など、たくさんの方々が見学に訪れ、さまざまな感想をいただきました。
◆「鉄の肺」は、大きな鉄製のタンクに体ごと入り、タンク内の圧を大気圧(平圧)より低くして肺をふくらませ(吸気)、圧をもとに戻す(呼気)ことで呼吸を手伝う装置です。

鉄の肺展

感動して涙が出てきました。先生方の患者の命を大切にする思いを実感しました。
普通に呼吸できて生活できるだけでどんなに幸せか実感しました。
医療の原点を感じました。人間の持てる才能(機会をつくる)や生命力に感心しました。
当時の医療者たちの苦心、情熱と、静岡病院の歴史を改めて感じました。
新聞の記事で知り、「鉄の肺」という言葉に強くひかれました。医学の進歩は急速に進んでいきますが、「鉄の肺」を見ると、その時代に生きた人達の思いが伝わってくるようで、感慨深いものがあります。
昭和50年頃、ICUに勤務していて使用した事をなつかしく思い、会いに来ました。
50年前にタイムスリップしました。この鉄の肺を使っていろんな患者さんのお世話をした事、試行錯誤しながら学び、必死で勤めた事など思い出しました。
実際にこの鉄の肺に48年前に入っていた経験者として、何とも言葉にできない気持ちです。6歳当時の自分がこの巨大な円筒形に2週間ほどいたとは信じ難いです。

  ―展示会は終了いたしました。たくさんの皆さんのご来場ありがとうございました―


―『鉄の肺展』について―

 本年2月に開催された、日本医学会総会2015の関連企画である医学史展「医は意なり−命を守る知のあゆみ」が京都大学総合博物館で開催され、当院のボイラー室に数十年間眠っていた「鉄の肺」が展示されました。
 4月11日には皇太子殿下が第29回医学会総会2015の開会式に御臨席の後、医学史展に行啓され、当院が出展した「鉄の肺」を御覧になりました。
 医学史展での展示を終え、当院のご利用者様や市民の皆様並びに職員にも広くご覧いただけるよう、「鉄の肺展」とした展示会を院内特設展示場で開催いたしました。

 この展示会は、日本医学会総会2015で展示された鉄の肺と展示パネルをそのまま展示し、また、鉄の肺の中で61年間生き続けたアメリカ人女性作家「マーサ・メイソン」さんのドキュメンタリービデオ「Martha Mason: 60 Years in an Iron Lung」を紹介しました。

 『鉄の肺展』―終了いたしました―
  開催日時:平成27年8月19日(水)から10月18日(日)の
       8時30分〜17時まで
  開催場所:静岡市立静岡病院 東館3階 グランドピアノ横 特設展示場
  主  催:静岡市立静岡病院 呼吸器外科

『鉄の肺展』