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多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告


多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告


 本年5月3日肺炎、敗血症等にて台湾の病院に入院、治療をうけておられた患者様が、本年5月31日に帰国、ただちに当院一般総合重症治療室(GHCU)に入院されましたが、入院初日の5月31日に提出した喀痰培養にて、感染症法で規定された多剤耐性アシネトバクター(multi-drug resistant Acinetobacter、以後MDRA と称します)が6月5日同定検出されました。
 このことについて、院内感染対策委員会を臨時・定時で開き、協議を行う一方、種々の対策を講じてまいりました。また8月2日には、国立感染症研究所、静岡市保健所から専門家を迎えて、事例検討会を開き、関係する病棟・病室・設備の視察を含め、これまでの対応方法、今後の対策等について検証、助言をいただきました。
 本日8月10日までに、最初の患者様のほかに、3名の患者様にMDRA感染が発生しました。この3名の患者様のうち、2名が発症され、残る1名は保菌状態であり、発症された2名のうちの1名と最初の患者様の計2名が亡くなられました。
 亡くなられました患者様には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、当院内でMDRA感染が生じたと考えられる患者様ならびにご家族の皆様には、深くお詫び申し上げます。
 7月13日に4人目の患者様にMDRAが検出された後は、新規にMDRAが検出された患者様はございませんが、引き続き、専門家・関係行政機関等の指導・助言をいただきながら、全力で患者様の治療と感染対策に取り組んでまいります。
 当院で治療を受けられている患者様、ご家族の皆様、地域の皆様、関係各位にご心配、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げるとともに、ご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


2018年(平成30年)8月10日

静岡市立静岡病院 病院長 宮下 正