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ホーム > 病院からのお知らせ > 多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告

多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告


多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告(最終報)
2018年(平成30年)6月に端を発した多剤耐性アシネトバクター(MDRA)は、2018年(平成30年)11月まで計6名の患者さんから検出されていました。現在、入院されていた患者さんは全て退院され、該当する病棟などには入念な清掃・清浄化を行いました。最終の検出から1年が経過し新たな検出がみられないことから、令和元年11月21日をもって、MDRAのアウトブレイクは終息したものと考えます。患者さん、患者さんのご家族、地域の医療機関の皆さまには多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。今回の教訓を今後に生かし、感染対策のさらなる充実をめざして取り組んでまいります。

2019年(令和元年)12月5日

静岡市立静岡病院 病院長 小野寺 知哉
多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告(第4報)
2018年(平成30年)11月以降、新たなMDRAの検出はありません。
現在1名の患者さんが保菌状態で当院に入院しておられます。
引き続き全力で院内感染対策を講じてまいります。


2019年(令和元年)7月30日

静岡市立静岡病院 病院長 小野寺 知哉 
多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告(第3報)
2018年(平成30年)5月以降、複数例の多剤耐性アシネトバクター(MDRA)が検出されておりましたが、11月を最後に、新たなMDRAの検出はありません。現在1名の患者さんが保菌状態で当院に入院しておられます。
引き続き全力で院内感染対策を講じてまいります。


2019年(令和元年)5月30日

静岡市立静岡病院 病院長 小野寺 知哉 
 多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告(第2報)
本年6月以降、8月23日までに計5名の患者様より多剤耐性アシネトバクター(MDRA)が検出されておりました。その後、11月22日現在まで新たに1名の患者様よりMDRAを検出し、現在2名の患者様が保菌状態で当院に入院しておられます。
現在病院では救急医療をはじめ、一般診療は通常通り行っております。
引き続き全力で院内感染対策を講じてまいります。


2018年(平成30年)11月22日

静岡市立静岡病院 病院長 宮下 正 
多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告(第1報)


 本年5月3日肺炎、敗血症等にて台湾の病院に入院、治療をうけておられた患者様が、本年5月31日に帰国、ただちに当院一般総合重症治療室(GHCU)に入院されましたが、入院初日の5月31日に提出した喀痰培養にて、感染症法で規定された多剤耐性アシネトバクター(multi-drug resistant Acinetobacter、以後MDRA と称します)が6月5日同定検出されました。
 このことについて、院内感染対策委員会を臨時・定時で開き、協議を行う一方、種々の対策を講じてまいりました。また8月2日には、国立感染症研究所、静岡市保健所から専門家を迎えて、事例検討会を開き、関係する病棟・病室・設備の視察を含め、これまでの対応方法、今後の対策等について検証、助言をいただきました。
 本日8月10日までに、最初の患者様のほかに、3名の患者様にMDRA感染が発生しました。この3名の患者様のうち、2名が発症され、残る1名は保菌状態であり、発症された2名のうちの1名と最初の患者様の計2名が亡くなられました。
 亡くなられました患者様には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。また、当院内でMDRA感染が生じたと考えられる患者様ならびにご家族の皆様には、深くお詫び申し上げます。
 7月13日に4人目の患者様にMDRAが検出された後は、新規にMDRAが検出された患者様はございませんが、引き続き、専門家・関係行政機関等の指導・助言をいただきながら、全力で患者様の治療と感染対策に取り組んでまいります。
 当院で治療を受けられている患者様、ご家族の皆様、地域の皆様、関係各位にご心配、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げるとともに、ご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


2018年(平成30年)8月10日

静岡市立静岡病院 病院長 宮下 正