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レディース検診


早期発⾒のために1年に1度のチェックを

女性のみなさんへ

女性特有の病気・検診の意義について

子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス (HPV) の感染が関連しています。このウイルスは性行為により感染しますが、感染することは特別なことではなく、性交経験のある女性の約80%が1度は感染すると言われています。感染しても自然に消失する場合が多いのですが、逆に言えばほとんどの女性が頸がんになる可能性があるとも言えます。最近は20~30歳代の女性に増えており、一生のうちに74人に1人は子宮頸がんにかかると言われています。

子宮体がんは内膜から発生するがんで、食生活の欧米化、晩婚、少子化に伴い、年々増加しています。女性ホルモンに関連して発生することが多く、50~60歳代にピークがあり、不正出血で気づくことが多い病気です。

一方、乳がんも増加の一途をたどっています。女性のがんの中で罹患率が一番高く、一生のうちに12人に1人はかかると言われています。乳がんの発生、増殖には、女性ホルモンが重要な働きをしています。

がんは早期のうちは症状がほとんどありませんが、早期に発見し適切な治療を行えば、多くの場合は治すことができます。とくに子宮頸がんや乳がんは定期的な検診を受けていれば早期発見が可能ながんです。
さらに検診ではがんを見つけるだけではなく、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症などの病気を発見する機会にもなります。

気になる前に検診を!定期的に!

がん検診のなかで死亡率減少の効果が証明され、自治体や職場が主体となって行うものには、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんがあります。子宮頸がん検診の受診率は欧米では7~8割ですが、日本ではわずか3割未満です。乳がんの受診率も子宮頸がんに次いで低いのです。早期発見の機会をのがさないように、症状が出る前に検診を受けましょう。

検診には早期発見、さらには前がん病変を見つけることもできるというメリットがあります。
一方、がんが見つけにくいタイプや場所だと発見できない場合もあり、検診の精度は100%ではありません。このため、発見する確率を高めるためにも、がん検診は1回ではなく、適切な間隔で受け続けることが大切です。

検査の目安

検診の項目と目安 20代 30代 40代 ~
子宮頸がんは20代でなる方が多い病気です。若いうちから定期的に健診を受けることをおすすめします。 30代後半から多くなる
乳がん。早期発見が大切です。
子宮がん、乳がんは40歳を過ぎると要注意です。早期の発見をするために定期健診が大切です。
子宮頸がん検診
子宮体がん検診 - -
乳がん検診 -

検査の方法と検査でわかること

子宮がん検診は内診台に座っていただき、医師が診察をします。

子宮頸がん検診

子宮頸部の表面をブラシでこすり細胞を採取し、がん細胞があるかどうか顕微鏡で調べます。痛みはほとんどありません。また、頸がんの前段階の状態から見つけることもできます。

経腟超音波検査

腟内に棒状の超音波装置を入れて検査をする画像診断です。内診では発見しにくい病変(小さい子宮筋腫や卵巣嚢腫など)を見つけることができ、婦人科領域では有用性の高い検査です。また子宮内膜も観察しますので、体がんなどの子宮内病変の可能性を疑うこともできます。痛みもほとんどなく短時間で済み、被爆の心配もないので、頸がん検査とあわせて行うことをおすすめします。

子宮体がん検診

子宮内に細い器具を挿入して内膜の細胞をとり、がん細胞の有無を検査します。多少の痛みを伴います。出血することもありますので、検査当日は入浴を控えシャワーだけにしていただきます。検査前に必ず子宮内膜の厚さを確認しますので、超音波検査とあわせて行います。ただし体がん検診は細胞の性質上、頸がん検診より偽陽性・偽陰性があります。なお検査を希望された場合でも、妊娠している可能性のある方、閉経後で子宮の入り口が狭くなっている方、未産婦の方などは検査ができない場合があります。

HPV検査

発がん性に関連のある14種類の型のHPVに感染しているかどうかを判定します。頸がん検診の補助診断として用います。

乳がん検診

医師による触診とマンモグラフィを行います。マンモグラフィは板で乳房を片方ずつはさみ、病変を見つけやすくするために平らに圧迫した状態でレントゲン撮影をします。乳房内部を写すことにより、触診では触れない早期の乳がんを発見します。圧迫される時に多少の痛みがあります。生理前1週間を避ける方が、痛みを軽減できます。

センターの特徴

経験豊富な医師・放射線技師、また充実した医療機器により、高度な人間ドックを提供します。
※乳がん検診の触診は女性医師が行います。

人間ドックの結果で、病気の可能性がある方や、生活習慣の改善が必要な方は、精密検査、または治療の対象となります。引き続き当センターに併設する高度急性期病院で治療を継続することができ、データの一元管理が可能となります。
※近隣の「かかりつけ医」や「総合病院」と、病病・病診連携を推進しています。 ご希望の際は、当センター「受付窓口」までお気軽にご相談ください。

メニューと金額

●レディース検診 ※それぞれ単体でも受けられます
※下記の金額には消費税及び地方消費税が含まれています。
子宮頸がん検診 3,300円
子宮頸部のがん細胞を調べます。
子宮頸がん検診+超音波検査 6,990円
上記のほか、内診では発見しにくい病変(筋腫・嚢腫など)を調べます。
子宮体がん・子宮頸がん検診+超音波検査 11,060円
上記のほか、子宮内膜のがん細胞を調べます。
乳がん検診 5,500円
乳房の腫瘤や石灰化の有無を調べます。

よくある質問

Q. 精密検査の通知がきたら、がんですか︖
あくまで検診は、がんやその他の病気が疑わしいかを見つけるための検査です。検診結果が即、がんの診断となるわけではありません。検診で異常を指摘されたら、必ず病院で精密検査をうけてください。精密検査が必要なのは、がんの疑いを除外するためと、がんであることを確かめるための2つの意味があります。
要精密検査とされた場合でも、真にがんと診断されるのは、最も的中度の高い子宮頸がん検診でも4%にすぎません。
Q. 卵巣がん検診はないのでしょうか︖
残念ながら、確立した卵巣がんの検診はありません。卵巣がんはほとんど症状がなく進行も早く、異常がない状態から1年後にはかなり進んだ状態になっていることもある、という病気です。
超音波検査で卵巣の腫れが見つかれば、精査をすすめていくのが一般的です。
Q. ⽣理中には子宮がん検診はできませんか︖
生理中の場合でも検査はできますが、正しい結果が得られないこともあります。出血量の多いはじめの数日は避けた方がよいでしょう。

予約・問い合わせ

予約受付 平日10:30~16:00

静岡市立静岡病院 市民健診センター
〒420-8630 静岡市葵区追手町10番93号
TEL:054-253-3125(内線5350)FAX:054-253-3237

レディース健診パンフレット

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