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 血液浄化センター


血液浄化センターの特色

  • 急性血液浄化から慢性透析まで幅広くアフェレシス治療を行います。
  • 後期高齢の腎不全患者さんには、やさしい透析治療を提供します。
  • その一つとして腹膜透析との併用治療(PHD)を行うことがあります。
  • 高齢透析患者さんにはQOLを重視した穏透析を行うこともあります。
  • 膠原病やウイルス肝炎などの重症の血管炎、膵炎、肝炎などに対しても積極的に血液浄化を行います。
腎臓の働きが低下した状態を腎不全とよびます。腎不全が進んで、働きが正常の人の10%以下まで低下すると、生命を守るために、透析治療(血液透析、腹膜透析)または腎臓移植を受ける必要があります。
現在、日本では約35万人の方が透析治療を受けています。その中には40年以上続けている方もみられます。いまや腎不全は命を落とす病気ではなく、多くの患者さんが、適切な透析管理または移植後管理のもとで、健康な人と同じような生活ができるようになりました。
当センターでは90名ほどの腎不全患者さんを治療しています。慢性腎不全という病気は一般的には治癒しません。したがって、できるだけ透析以前の生活状態、精神状態を回復し、社会復帰ができるようになることが期待されます。私たちは、そういった患者さんのQOL(生命の質、生活の質と訳されます)を治療・管理の最大目標としています。長期的な視野に立ち、穏やかな透析導入、QOLを損なわない合併症管理、よりよい腎不全管理を心がけます。

一方、維持透析以外のアフェレシスもセンターで行います(下の表参照)。急激に発症した腎不全あるいは他疾患に合併した腎不全に対する一次的な血液浄化、劇症肝炎・膵炎や複雑な免疫疾患に対する血漿交換、肝硬変や癌性腹膜炎患者への腹水濃縮は必要性の高いアフェレシスであり、当院でも積極的に取り組んでいます。

血液浄化センターで行っている療法

療法 対象疾患
血液透析
血液濾過透析
急性腎不全 慢性腎不全
LDL吸着 家族性高コレステロール血症
エンドトキシン吸着 敗血症
単純血漿交換 劇症肝炎、膠原病
顆粒球除去 潰瘍性大腸炎
持続的血液濾過透析 重症膵炎
腹水濾過濃縮 難治性腹水
二重濾過血漿交換 慢性C型ウイルス肝炎

施設認定学会

日本透析医学会教育認定施設、日本腎臓学会教育認定施設