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輸血管理室


輸血管理室は輸血に関する検査や輸血用血液の管理を担当し、「安全で適正な」輸血が行われるように診療科を支援する部門です。輸血はいつ必要になるか予測できない場合もあるので、輸血業務は24時間体制で行い、夜間、休日にも速やかに安全な輸血が実施できるようにしています。

輸血検査

患者さんの血液型検査(ABOとRh)や不規則抗体検査(輸血副作用の原因となる抗体を調べる検査)などを実施しています。また、輸血を実施する際には、最終確認として交差適合試験(患者さんの血液と輸血に使う血液との相性を調べる検査)をして患者さんの血液と適合する輸血用血液を準備します。

交差適合試験

交差適合試験

血液製剤受渡

血液製剤受渡

輸血用血液製剤の管理

赤十字血液センターから納品された輸血用血液を適正温度と適切な方法で保存し、前記の輸血検査に合格した輸血用血液を診療科へ払い出します。

区域(エリア)分け

輸血管理室内は、血液製剤を取り扱う場所(非感染性区域)と輸血検査を実施する場所(感染性区域)を明確に区切り、血液製剤の安全な管理を行っています。わかりやすくするために区域(エリア)の境界にテープ(緑、黄、赤)を貼っています。

血液製剤受渡側入口

血液製剤受渡側入口

検体検査側入口

検体検査側入口

血液製剤管理と輸血検査の境界

血液製剤管理と輸血検査の境界

自己血の保管

予定された手術では出血に備えて、事前に患者さん自身から採血した血液(自己血)を保存しておくことがあります。手術時に、この血液を輸血することを自己血輸血と言います。

2022年度 輸血検査実施件数

血液型(ABO,Rh) 16,858 件
不規則抗体 7,806 件
交差適合試験 16,658 件
その他 415 件

2022年度 輸血用血液使用状況(単位数)

赤血球製剤 11,484
血漿製剤 4,196
血小板製剤 11,230
アルブミン製剤 7,800
自己血 311

輸血管理室の機器

カード用全自動輸血検査装置(BIO-RAD) 2式
自動血球洗浄遠心機(エッペンドルフ・ハイマック) 2台
血小板保存システム(フタバメディカル) 2式
血漿融解装置(アムコ) 2台
血液用冷蔵庫 4台
バイオメディカルフリーザー 2台
超低温フリーザー 2台
薬用保冷庫 3台

カード用全自動輸血検査装置

カード用全自動輸血検査装置