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ホーム > 診療科・部門 > 外科系の診療科 > 産婦人科 > NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)検査開始のお知らせ

NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)検査開始のお知らせ


当院は、2023年9月に日本医学会出生前検査認証制度等運営委員会の「NIPTを実施する医療機関(連携施設)」に認証されましたので、10月1日より当院産婦人科でNIPT検査を開始しました。
  • NIPT (非侵襲性出生前遺伝学的検査)とは、胎児が染色体疾患を持つ可能性を調べる検査です。
  • 対象となる染色体疾患は、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーです。(出生頻度順に記載)
  • その他の染色体疾患については診断できません。
  • 母体から10~20mLの血液を採取して、母体血液中の胎児のDNA断片を分析して検査します。
  • 採血のみの検査ですので、この検査による胎児への影響はありません。
  • 当院では妊娠10週0日から検査を受けることができます。
  • 精度が高い検査ですが、この検査だけでは診断を確定できない非確定的検査です。そのため、検査結果が陽性の場合には、確定的検査である羊水検査を受けていただくことになります。
  • 検査をご希望の方には、検査前と検査後にご夫婦もしくはパートナーとお二人で遺伝カウンセリングを受けていただきます。なお、当院で分娩を予定されている方だけでなく、NIPT検査のみを希望される方も対象といたします。

  • * NIPTをご希望の方は以下の要件をご理解の上、予約をお取りください。

対象となる方

以下に当てはまる方はご紹介ください。
  • 高年齢の方(年齢による検査の制限はありませんが、一般的に出産予定日に35歳以上とされています)
  • 母体血清マーカー検査で、胎児に染色体数的異常の可能性を指摘された方
  • 染色体数的異常のお子さんを妊娠したことのある方
  • 夫婦・カップルのいずれかが均衡型転座やロバートソン型転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは21トリソミーとなる可能性がある方
  • 胎児超音波検査で、胎児が染色体数的異常を有する可能性を指摘された方
  • 13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーに対して強い不安を感じている方

上記に加え、次のすべてを満たす夫婦・カップルに限定して検査を実施します。
  • 単胎もしくは双胎妊娠である方(3つ子以上の妊娠ではない)
  • 検査前後の遺伝カウンセリングにパートナーが同席できる方
  • 検査日が妊娠10週以降、14週6日までであること
  • 結果が「陽性」や「判定保留」の場合、浜松医科大学附属病院の臨床遺伝専門医がオンラインでカウンセリングに同席することに同意できる方
  • 遺伝カウンセリングおよび出生前診断は自費診療であることを承諾している方

NIPT検査を受けるかどうか迷っている方のご相談も受け付けています。

受診方法

NIPTを希望される方は、検査前後に少なくとも2回の遺伝カウンセリングを受けていただく必要があります。遺伝カウンセリングは完全予約制になりますので、以下の方法で予約を取り、受診してください。

~当院産婦人科で妊婦健診を受けている方~
担当医にNIPT検査希望の旨をお伝えください。

~他院で妊婦健診を受けている方~
かかりつけの医療機関に、当院の地域連携室を通して当院産婦人科の受診予約を依頼してください。受診時には診療情報提供書(紹介状)が必要です。
初回の受診時に、一般的な問診・診察のほか、遺伝カウンセリングの予約をおこないます。初回受診時に遺伝カウンセリングは行われないため、ご注意ください。

*出生前検査認証制度運営委員会のホームページはこちら

費用

本検査にかかる費用は、健康保険の適用外ですので、全額自己負担となります。

・遺伝カウンセリング  5,000円/30分 初回カウンセリングは約30~60分かかります。
                  別日の結果説明もカウンセリングになります。
・NIPT検査      157,800円

診療案内

場  所  西館2階
受付時間  月曜日~金曜日(祝日・年末年始を除く)
      8時30分~11時30分
NIPTカウンセリング外来   月曜日 14~16時
             木曜日 14~16時