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医療被ばく管理


DRLチーム・線量低減に向けた試み

当院では検査で使用される放射線の量を記録・管理しています。一年に一度定められた検査の放射線被ばく量を集計し基準の線量と比較してどの程度かを検討します。線量が基準より高すぎる検査については画質をみながら最適化を試み、低すぎる検査については現段階で画質に問題がないかを調査しています。調査結果についてはページ下部をご覧ください。
また、各装置が正しい量の放射線を出しているかという装置の出力を、線量計を用いて定期的に確認しています。

放射線被ばくに関わる内容

放射線障害には確定的影響と確率的影響があります。確定的影響とは一定の被ばく線量を超えると起こる障害のことで、障害の例として血球の減少や皮膚の発赤などがあります。この一定の被ばく線量をしきい値と呼びます。一方確率的影響はそのような境界となる値が無く、少ない被ばく線量でも起こる恐れがある障害のことで、がんや遺伝的影響のことを言います。こちらはしきい値はありませんが被ばく線量が少ないほど障害が起きる確率が低くなります。

このようなことを聞くと放射線検査に不安を抱く方も多いかもしれません。しかし主治医は放射線検査を受けることのメリットと、受けずに病気が進行するデメリットを考慮して皆さんに検査を提案しています。またほとんどの検査で使用する放射線の量は放射線障害を起こす線量よりも遙かに小さいため、安心して検査を受けて下さい。当院で定めた値を超えてしまった検査については主治医に報告し、外来で異常が無いか確認をしています。
もし気になることがありましたら医師または検査を担当する診療放射線技師にご相談ください。

当院における代表的な検査

当院では検査で使用する放射線量を適切にすることで、多くの検査が基準よりも低い線量で検査を施行し、不必要な確定的影響が起こらないよう管理しています。
基準となるDRLsとの線量の比を以下に示すので参考にしてください。

値は代表的な検査の線量とDRLs2020を比較しています。また検査内容によってはこれよりも多くの放射線を使用することがあります。

グラフ 心臓検査におけるDRLs2015比

グラフ 東部検査におけるDRLs2015比

グラフ 腹部検査におけるDRLs2015比

●お問い合わせ先
〒420-8630 静岡市葵区追手町10番93号
地方独立行政法人 静岡市立静岡病院
放射線技術科 医療被ばく管理担当宛
電 話:054-253-3125
メール:houshasen@shizuokahospital.jp