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産婦人科


産婦人科の特色

産婦人科は、生命誕生に携わる産科と、腫瘍性疾患や内分泌疾患などの治療を取り扱う婦人科の二本柱で構成されています。

産科

当院では新生児科を併設し、種々の母体疾患に対応できる診療科が揃っているため、早産や合併症のあるハイリスクの妊婦さんを積極的に受け入れています。それらの経緯から、当院は平成20年10月より、静岡県の地域周産期母子医療センターに指定されています。なお、必要のある場合には、県立こども病院をはじめとする総合周産期センターと連携をとりながら周産期管理を行っています。また、異常分娩時には小児科医師も立ち会い、迅速・適切な処置・治療を行っています。
基本的には自然分娩を主体としていますが、医学的適応 (妊娠高血圧症候群、双胎など) や社会的適応 (自宅が遠方である) などにより、必要に応じ分娩誘発も施行しています。夫立ち会い分娩はコロナ前と同様に再開しており、ペアレンツクラスをオンラインで受講していただいたうえで行っています (正常分娩に限ります)。また、妊婦さんには感染に配慮し、個室を優先的に使っていただくようにしており、ご希望があれば母児同室にも対応しています。助産師による「しずMamaRoom」では、妊婦さんが安心して分娩にのぞめるよう随時相談にのっており、分娩後のベビーケアや授乳指導まで広くお手伝いさせていただきます。
なお当院では、出生前検査として羊水染色体検査を行っていますが、2023年10月よりNIPT (非侵襲性出生前遺伝学的検査) も開始しました。妊婦さんが何を心配しているのかをお聞きし、適切な検査を受けていただけるよう、カウンセリングを含め対応させていただきます。

婦人科

すべての婦人科疾患に対し、精査から治療まで行っています。
子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌などの悪性腫瘍には、傍大動脈リンパ節郭清を含む根治手術および化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療を行っています。多くの化学療法は外来通院で行い在宅治療を推進しており、疼痛などの緩和ケアに関しては緩和ケアチームと連携をとりながら治療をすすめています。
子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性腫瘍、子宮内膜症、子宮脱など良性疾患に対しては、よりよい治療法(手術や投薬治療、他の保存的治療など)を提案し、選択していただきます。手術方法に関しては、合併症など患者さんの状態にあわせて、開腹手術や腟式手術、腹腔鏡手術、ロボット手術のうち、適した方法を提示させていただきます。なお当院では、子宮全摘術と仙骨腟固定術に対し、腹腔鏡手術だけでなくロボット手術も行っています。2021年末に開始したロボット支援下子宮全摘術は2022年には34件施行し、2022年末に開始したロボット支援下仙骨腟固定術も半年間で10件以上実施し、現在も適応となる患者さんは増えています。良性疾患ロボット手術に関しては、県内では浜松医大と聖隷浜松病院に次いで多くの手術を実施しており、腹腔鏡より細かな視野を得られるメリットを生かして行っています。
その他、無月経などの内分泌疾患、体外受精を除く一般不妊症など、婦人科疾患一般を幅広く診療しています。同じ疾患でも治療は個々の病状によって異なりますので、遠慮なくご相談ください。

外来

場所:西館2階
外来受付時間:月曜日~金曜日(祝日・年末年始を除く)8時30分~11時30分

外来担当医表

クリニカルパス

医療の標準化を目指し、質の高い医療の提供と、効率的かつ、患者さんに分かりやすい医療を目指し、クリニカルパスを作成しております。
院内で承認されたクリニカルパスについて、次のシートを用いて、患者さんに入院中の診療スケジュール等を説明しております。

クリニカルパス