殉職看護婦慰霊式・継灯式について
わたしたちは語り継ぐ、そして誓う ~静岡病院の灯りを消さないように~
太平洋戦争末期、昭和20年6月19日深夜から20日未明にかけて静岡市を襲った静岡大空襲。当院の40名の看護婦たちは、迫りくる火の中、およそ100人の入院患者さんを安全な場所に避難させようと、必死の思いで任務を全うしました。しかし、2名の患者さんと8名の看護婦たちの命が失われました。
わたしたちは、最後まで患者さんに付き添い、職務を全うした看護婦たちとその想いを決して忘れず、語り継いでいくことを大切にしています。毎年6月には、亡くなった8名の看護婦を慰霊し、その思いを受け継いでいくため、慰霊式と継灯式を行っております。
継灯式では、新人看護師が灯りを手に、誓いの言葉を唱和します。
「静岡病院の灯りを未来につなぐため 今日わたしはここにいます。あの日の哀しみ、そして志をこの灯に託し、未来につなぐため、今わたしたちはここにいます。この手に静かに燃える 看護の精神(こころ)を受け継ぎ 未来に繋げていくことをここに誓います」
「静岡病院の灯りを未来につなぐため 今日わたしはここにいます。あの日の哀しみ、そして志をこの灯に託し、未来につなぐため、今わたしたちはここにいます。この手に静かに燃える 看護の精神(こころ)を受け継ぎ 未来に繋げていくことをここに誓います」
「猛火の中、任務を果たし終えて」
継灯式で放映している動画です。当時の看護婦長の手記などをもとに、一身をかえりみず職務を果たした看護婦たちの状況を説明しています。ぜひご覧ください。