経皮的卵円孔開存閉鎖術(PFO閉鎖術)
卵円孔開存症と脳梗塞
卵円孔とは、胎生期に認める右心房と左心房をつなぐ孔(あな)であり、出生後は通常閉鎖し、左心房と右心房が隔てられます。一部閉鎖せずに遺残した状態を卵円孔開存(PFO: Patent Foramen Ovaleの略)といいます。成人の4人に一人に発生し、決して稀ではありません。通常、卵円孔開存のみでは治療対象となりませんが、卵円孔開存症はときに脳梗塞の原因となります。
脳梗塞の原因として、動脈硬化によって引き起こされるもの(アテローム性血栓性脳梗塞)、心内血栓によって起こるもの(心原性脳塞栓症)、脳の小さい血管の閉塞によるもの(ラクナ梗塞)などがありますが、おおよそ3分の1程度は原因不明とされています。原因不明の脳梗塞のうち、特に若年者では半数近くが卵円孔開存に関連するといわれています。通常静脈血栓は直接動脈から脳へ流れることはありませんが、卵円孔を介して右心房から左心房へ入り、脳に到達して脳梗塞を起こすことがあります(奇異性脳塞栓症)。そのため、脳梗塞の再発を予防するために、卵円孔を閉鎖する治療が重要な役割を果たします。
脳梗塞の原因として、動脈硬化によって引き起こされるもの(アテローム性血栓性脳梗塞)、心内血栓によって起こるもの(心原性脳塞栓症)、脳の小さい血管の閉塞によるもの(ラクナ梗塞)などがありますが、おおよそ3分の1程度は原因不明とされています。原因不明の脳梗塞のうち、特に若年者では半数近くが卵円孔開存に関連するといわれています。通常静脈血栓は直接動脈から脳へ流れることはありませんが、卵円孔を介して右心房から左心房へ入り、脳に到達して脳梗塞を起こすことがあります(奇異性脳塞栓症)。そのため、脳梗塞の再発を予防するために、卵円孔を閉鎖する治療が重要な役割を果たします。

卵円孔開存症に対する治療
脳梗塞の原因と考えられる卵円孔開存症に対して、従来は抗血栓薬による治療が行われてきました。しかし、抗血栓薬単独での治療には有効性に限界もあり、また、副作用として出血リスクを伴います。
脳梗塞になった方には、まずは脳卒中専門医による初期治療を行います。同時に、不整脈や心筋梗塞、卵円孔開存などを含め、各種原因精査を行います。卵円孔開存が原因の可能性と考えられた場合、卵円孔開存閉鎖術が有効かどうか判断します。近年の研究では、カテーテルによる閉鎖術が内服治療と比較して脳梗塞の再発をより予防できることが証明されました。カテーテルを用いる治療は開胸手術と比較し低侵襲であり、患者さんにとって、とてもメリットが高いと考えられます。
脳梗塞になった方には、まずは脳卒中専門医による初期治療を行います。同時に、不整脈や心筋梗塞、卵円孔開存などを含め、各種原因精査を行います。卵円孔開存が原因の可能性と考えられた場合、卵円孔開存閉鎖術が有効かどうか判断します。近年の研究では、カテーテルによる閉鎖術が内服治療と比較して脳梗塞の再発をより予防できることが証明されました。カテーテルを用いる治療は開胸手術と比較し低侵襲であり、患者さんにとって、とてもメリットが高いと考えられます。
手術までの流れと手術の方法
脳梗塞の治療後、経胸壁心エコー図検査でバブルテスト(※)を行い、右心房から左心房への異常な通り道が生じていないかを調べます。卵円孔開存が疑われれば、経食道心エコー図検査などを行い、ブレインハートチーム(※)で治療適応を協議します。
手術前日に入院し、翌日に経皮的卵円孔開存閉鎖術(PFO閉鎖術)を行います。手術は、太ももの付け根の大腿静脈から約3mmの細いカテーテルを挿入し心臓まで到達させて、卵円孔開存部位をふさぐデバイスを留置します。術後は一般病棟へ戻り、3時間ほどベッド上安静ののち、歩行可能となります。入院期間は3〜4日程度です。手術後、留置したデバイス表面が血管の壁と一体化してなじむまで、数カ月間は抗血栓薬を原則2種類飲んでいただき、その後は1剤に減量継続しますが、出血リスクなどに応じて患者さんごとに調整します。
※バブルテスト:生理食塩水をかきまぜて作った極小の泡(バブル)を静脈から注入し、泡が右心房から左心房へ漏れ出ていないかを心エコー図検査で観察する
※ブレインハートチーム:循環器内科と脳神経外科など、心臓の専門家と脳の専門家が連携して治療を行うチーム
手術前日に入院し、翌日に経皮的卵円孔開存閉鎖術(PFO閉鎖術)を行います。手術は、太ももの付け根の大腿静脈から約3mmの細いカテーテルを挿入し心臓まで到達させて、卵円孔開存部位をふさぐデバイスを留置します。術後は一般病棟へ戻り、3時間ほどベッド上安静ののち、歩行可能となります。入院期間は3〜4日程度です。手術後、留置したデバイス表面が血管の壁と一体化してなじむまで、数カ月間は抗血栓薬を原則2種類飲んでいただき、その後は1剤に減量継続しますが、出血リスクなどに応じて患者さんごとに調整します。
※バブルテスト:生理食塩水をかきまぜて作った極小の泡(バブル)を静脈から注入し、泡が右心房から左心房へ漏れ出ていないかを心エコー図検査で観察する
※ブレインハートチーム:循環器内科と脳神経外科など、心臓の専門家と脳の専門家が連携して治療を行うチーム






(提供 アボットメディカルジャパン合同会社)

アボット社 AMPLATZER™ PFO オクルーダー
(提供 アボットメディカルジャパン合同会社)

ゴア社 CARDIOFORM Septal オクルーダー
(提供 日本ゴア合同会社)
経皮的卵円孔開存閉鎖術(PFO閉鎖術)の動画はこちら(外部リンク:アボットメディカルジャパン合同会社サイト)をご覧ください。
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